精神科病院で看護師が行うレクリエーションってどんなもの？

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精神科病院で看護師が行うレクリエーションってどんなもの？

精神科病院では、患者の楽しみなどを目的としてレクリエーションを行うことがあります。

レクリエーションと言っても、どのようなものを行うのでしょうか。また、参加する患者さんはどのような様子なのでしょうか。

実際に精神科病院で働いてレクリエーションに参加した経験をもとに、お話ししてみたいと思います。

精神科病院でどうしてレクリエーションを行うの？

精神科病院の看護師は、レクリエーションの計画や運営を行うことがときどきあります。

レクリエーションというと、幼児や老人ホームなどを思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、成人も多く入院している精神科病院でも、行うことはあるのです。

精神科病院の特徴のひとつは、患者さんの入院期間が長いこと。

毎日毎日同じことの繰り返しだし、持ち物に制限があることも珍しくはないため、日常における楽しみが少ないのが現状です。

それを解消する方法として、精神科病院にはレクリエーションがあるのです。

また、レクリエーションは単に楽しみをつくるだけでなく、作業療法のような役割も兼ねています。

精神科病院の看護師は、レクリエーションを患者の楽しみをつくって、生活に刺激を与えるために行っているのです。

精神科病院で行われるレクリエーションの内容はどんなもの？

精神科病院で看護師が行うレクリエーションは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

私が働いていた病院を例に、ご紹介したいと思います。

レクリエーションには、病棟で行うものと、病院全体で行うものがあります。

病棟で行うものは、自分の所属する病棟の患者さんのみを対象として行います。

内容は、簡単なゲームやデコレーションケーキ作りなど。そんなに頻繁には行っていませんでしたが、年に2〜4回くらい行われていました。

また、病院全体で行うものとしては、夏祭りなど大きめのイベントがあります。

患者さんが簡単にできるゲームをはじめ、作業療法でコーラスをしている患者さんの発表、地元のダンスチームや音楽グループなどの出し物などがあり、毎回患者さんは楽しそうにしていました。

病院全体で行うレクリエーションは、看護師だけでなく、作業療法士や看護助手なども加わり、他病棟の患者もあつまる機会となるのもポイント。

何度も入院を経験している患者さんも少なくなく、そのような人にとっては、以前会ったスタッフや患者さんに会える機会でもあり、楽しみにしている人が多くいました。

病院や病棟によって患者さんの病状や方針なども違うので、行うレクリエーションの内容はそれぞれで違うと思います。

しかし、患者さんにとって大きな楽しみのひとつであることには、違いないでしょう。

精神科病院で看護師がレクリエーションを行うのは、患者さんの楽しみをつくるやりがいのある業務であると言えます。

精神科病院でレクリエーションを行うときに注意することは？

精神科病院で看護師がレクレーションを行うときには、注意しなければならないことがあります。

ひとつは、道具です。

レクレーションの内容によっては、何かしら道具を必要とする場合があります。

例えば、私が働いて行った病院で行ったデコレーションケーキ作りの場合、フォークを使っていました。

フォークは先が尖っていて、使い方によっては危険です。患者さんによっては、病状が悪くなると攻撃的になることがあるので、その管理は慎重に行わなくてはなりません。

レクリエーション中はもちろんですが、終わってからも、本数があっているかなどを確認する必要があります。

患者さんに危険が及ばないよう、道具の管理は必須なのです。

また、患者さんの状態や能力などにも配慮する必要があります。

同じ病気でも、症状にはかなり個人差があるため、できる作業の範囲も患者さんによってかなり異なってきます。

レクリエーションの内容を検討したり、実施している最中の様子などをこまめに観察するなどして、患者さんそれぞれが楽しめるように配慮しなければなりません。

精神科病院で看護師がレクリエーションを行うときには、ただ楽しみを提供するだけではなく、注意が必要な点も多くあるということを知っておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか？

精神科病院で行われるレクリエーションについて、イメージすることができたでしょうか？

レクリエーションというと、企画も運営も少し面倒に感じることがあるかもしれませんが、患者さんにとっては大きな楽しみです。

少しでも多くの患者さんが楽しめるレクリエーションになれば、それは大きなやりがいとなりますよ。

精神科病院で看護師がレクリエーションに関わることについて気になった方は、看護師転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。

実際に働く人たちが、どのようなレクリエーションを行っているのか、詳しく聞くことができますよ。

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